「履歴書の志望動機って何を書けばいいの?」「コールセンター未経験の場合何をアピールしたらいいんだろう?」…
転職活動を始める際、履歴書の作成はどうしても悩みがちですよね。
履歴書は、採用担当者にあなた自身を知ってもらう第一歩となるだけに、いかに好印象を与えて自分自身をアピールするかが重要!
採用担当者にとって印象の良い履歴書に仕上げることが大切です。
本記事では、コールセンターとして働くためのアピールポイントや、基本的な履歴書の書き方、経験者・未経験者など経験別の志望動機の書き方例などをご紹介します。
「コールセンターで働きたい」とお考えの方やこれから転職活動を進める方はもちろん、「転職活動がなかなかうまく進まない」「書類選考で不採用が続いている」などとお悩みの方もぜひ参考にしてみてくださいね!
履歴書の作成に取り掛かる前に、希望する職種をきちんと理解しておきましょう。
コールセンターの仕事は、主にインバウンドと呼ばれる「受信業務」とアウトバウンドと呼ばれる「発信業務」の2種類に分類されます。
お客様からの商品やサービスに関するお問い合わせや、予約の受付・購入手続き等の対応が主な業務で、企業によっては購入後のアフターフォローやクレーム対応を行う場合もあります。
文字通り、お客様からの電話を受信する業務で、比較的未経験でもチャレンジしやすい内容です。
商品やサービスに関するご案内やアンケート調査のために、お客様に電話を発信するのが主な業務です。
商品・サービスの購入や申し込みを獲得するためのセールス目的の業務も多く、営業職や販売職の経験を活かして活躍している方も少なくありません。
どのような職種であっても、採用担当者は履歴書の中から、まず「長く活躍してもらえそうかどうか(すぐに辞めてしまわないか)」「安定した勤務ができそうかどうか」を判断しています。
履歴書を書く際には、この2つのポイントを意識して、仕事に対する前向きな姿勢や、勤務できる具体的な日数・時間をしっかりと記載しておきましょう。
また、コールセンターの場合、「話し方」や「対応力」も重要な採用ポイントのひとつです。
普段どのような話し方を意識しているか、問題に対してどのような対応を心掛けているかなども記載しておくと、自己PRにもなりコールセンターに対する熱意も伝わりますよ。
当たり前のことですが、履歴書を書く際は、誤字脱字なく、丁寧な字で書きましょう。
字に自信がなくても、丁寧に書かれている履歴書は応募者の想いが伝わるものです。
また、こすると消せるペンや修正液・修正テープ、二重線での訂正などは履歴書ではNG!
書き間違いなどがあった際は、修正液や修正テープは使わず、最初から丁寧に書き直す必要があります。
消せるペンは間違った際に修正しやすいですが、提出した履歴書の文字がかすれて見えなくなった場合、正式な書類として認められないため使用は避けましょう。
企業への熱意や想いをしっかりと伝えるためにも、履歴書はひとつひとつ丁寧に作成することが大切です。
ここからは、履歴書の注意点について項目ごとに解説していきます。
履歴書の中で実は最も記入漏れの多い箇所。
履歴書を提出する日付を正確にきちんと記入しましょう。
西暦か元号かは、書体の指定がなければどちらでもOKですが、履歴書全体でいずれかに統一するようにしましょう。
日付の記入漏れは「履歴書を使いまわしているのでは?」と採用担当者に誤解を与えかねません。
提出する前に記入漏れがないか、正しい日付になっているかを再確認しておくと安心ですよ。
履歴書の顔写真は、採用担当者にとって応募者の第一印象を決める大事な判断材料のひとつです。
軽く微笑んでしっかりと目を開き、積極性ややる気が伝わるような写真を心がけましょう。
また、清潔感のある服装や髪型を意識することも大切です。
写真スタジオであれば、履歴書用に配慮した写真を撮影してくれるため、不安な場合はスタジオで撮影するのもオススメです。
提出の際は、万が一剥がれてしまった時に備えて裏に記名し、指定のサイズに合わせて丁寧に貼り付けましょう。
名前は、採用担当者が履歴書を手にした際に最初に目に入りやすい項目です。
苗字と名前の間を1マス分空けて、丁寧に記入しましょう。
都道府県から部屋番号まで、省略せずすべて記入します。
フリガナも忘れずに記入しましょう。
また、連絡先は日中に連絡のつきやすい番号を記載しておくと安心です。
コールセンターの場合、採用の連絡や入社の手続きを電話連絡で実施しているケースもありますので、スムーズにやり取りできる携帯電話などの連絡先を記入しておきましょう。
学歴と職歴はそれぞれ分けて記入します。
学校名は、「○○高校」などと略すのではなく「○○高等学校」と正式名称を記入し、高等学校以降の入学・卒業の年月を両方、在学中の場合はその旨を記載しましょう。
また、職歴については学歴覧から一行開けて「職務経歴」と項目を設けて記入します。
初めての就職の場合は「職務経歴」の下に「なし」と書き、職歴の最後の行には右寄せで「以上」と記しておきましょう。
運転免許や英検・TOEICなどの語学検定、取得した資格などは必ず記入しておきましょう。
資格や検定などは、あなた自身の知識やこれまでの努力を採用担当者に知ってもらうきっかけにもなります。
コールセンターにおいては、パソコン関係の資格や専門分野の資格などが業務に直結し、高い評価につながることもあるため、自己アピールにもなりますよ。
勤務地やシフトを選択できる場合は、希望を書いておきましょう。
書くことがない場合でも、空欄にはせず「特になし」と一言書き添えておくと良いでしょう。
履歴書の中で最も重要な項目とも言える志望動機。
「ここで働きたい」というあなたの想いや採用するメリットをしっかりアピールするためにも書き方のコツをおさえておくことが大切です。
志望動機についての詳しい記事は、スマートワークチョイス内にある「【例文あり】コールセンターへの転職が成功する志望動機の書き方」を参照ください。
志望動機は、重要な項目でありながら、もっともつまずきやすい箇所でもあります。
最初から志望動機を文章で書こうとせず、まずは一度「どうしてここで働きたいと思ったのか」という応募のきっかけや働きたい理由を書き出してみましょう。
そうすることで、志望動機が明確になり自分自身の考えも整理しやすくなります。
応募のきっかけを書き出すと自分自身の想いは整理されますが、企業にとっての「採用するメリット」を見逃しがち。
志望動機を書く際には、想いをそのまま記すのではなく、まず理由となる部分を考えてみてください。
その理由を、企業にとって採用するメリットとなるような言い回しに変換することが大切です。
明確な目的や理由があれば、企業にとって「真面目に長く続けてくれそうな人材」だという印象に繋がります。
「働きたい理由」が企業にとってどんなメリットに繋がるのかを考えて志望動機を書いてみてくださいね。
ここからは、「コールセンター経験者」と「未経験者」に分けて、志望動機の書き方について解説します。
それぞれの書き方例もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
経験者の場合、採用担当者はこれまでの業務内容や扱っていたサービス、顧客層や対応件数などの実績に着目します。
経験したサービスや役割、実績などを分かりやすくまとめておくと「どんな経験や力が活かせそうか」が伝わりやすくなるでしょう。
また、そうした実績を踏まえたうえで、業務効率化・お客様満足度の向上・コスト削減などの取り組みや、業務で心掛けてきたこと・やりがいを感じた瞬間などをアピールすることで、仕事に対する意欲や姿勢も伝わり好印象を与えやすくなりますよ。
【経験者の志望動機記入例】
前職では、○○のサービスに3年間携わってきました。
その経験や知識を活かし貴社の展開する△△サービスにも貢献することができるのではないかと考えております。
また、コールセンターでの法人営業経験を通して、お客様に寄り添った丁寧な対応とトークスキルの向上に努めてまいりました。
そうしたトークスキルのノウハウはチームのメンバーにも共有し、結果としてチームの受注率15%アップを実現することができました。
こうした経験を活かし、お客様満足度の向上や業績アップに貢献できるようなスタッフとして活躍し、将来的にはスーパーバイザーを目指していきたいと思っております。
未経験の場合、採用担当者は仕事に対する向上心やコールセンターの仕事を選んだきっかけなどに着目しています。
「過去にコールセンターに電話をして対応に助けられた」といった経験談や「コールセンターでこんなスキルを身に付けたい」といった今後の目標などは、自己アピールにも繋がりますよ。
【未経験者の志望動機記入例】
以前、保険の手続きでコールセンターに電話をした際、分からないことだらけだった私にひとつひとつ丁寧に説明してくださり、対応の細やかさに感動いたしました。
そうした丁寧な対応力や相手に安心感を与えられるようなトークスキルを身に付け、多くのお客様のお役に立ちたいと考え、コールセンターでの仕事に挑戦しようと考えました。
中でも貴社は研修体制や教育制度が充実していることから、未経験であってもスキルを身に付け成長できるのではないかと感じ、応募させていただきました。
転職や就職活動において、最初の入口でありながら立ち止まってしまいがちな履歴書。
今回は、コールセンターへの転職にフォーカスして、書き方のコツや志望動機の記入例などをご紹介しました。
履歴書は、採用担当者にとって応募者の第一印象を決める重要な第一歩。
分かりやすく丁寧に書くことはもちろん、スキルや経験、資格などを踏まえてしっかりと自分自身をアピールすることを心掛けてみてください。
また、ありきたりな内容やマニュアル通りの言葉よりも、自分の言葉で表現することで、あなたらしさが伝わり目に留まりやすくもなります。
就職活動を有利に進めるためにも、ぜひ今回ご紹介した書き方や記入例を参考にしていただきながら、好印象を与えられるような履歴書を作成してみてくださいね!
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